三浦建太郎さんのダークファンタジー漫画『ベルセルク』について、「なぜ原作に忠実で質の高いアニメがいまだにないのか」と問いかける投稿が、海外のベルセルクの掲示板に寄せられました。初めて原作を読んで夢中になったという投稿者は、「ちゃんとアニメ化すれば、あっという間に大儲けできるはずだ」と書いています。
『ベルセルク』は1989年に連載が始まりました。2021年に三浦さんが亡くなったあとは、三浦さんのアシスタントたちによる「スタジオ我画」が、三浦さんの友人で漫画家の森恒二さんの監修のもとで連載を続けています。アニメは、1997年のテレビシリーズ『剣風伝奇ベルセルク』、2012〜2013年の劇場版3部作、2016〜2017年のテレビシリーズが作られましたが、2016年版はCGの多用が不評でした。
コメント欄では、過激な暴力描写や圧倒的な描き込み、未完の長い物語など、アニメ化を阻む理由が次々に挙がりました。1997年版を推す声も多く見られます。
海外の反応
スレ主
初めて『ベルセルク』を読んで、当然ながら大好きになった。物語は力強いし、キャラクターの成長も信じられないほどだ。ここ数年のありきたりな作品よりはるかに上だよ。どこかのスタジオがちゃんとアニメ化すれば、あっという間に大儲けできるはずだ! なのに、なぜ物語を忠実に描いて、今の技術でできる最高レベルの作画を備えた、本当に素晴らしいベルセルクのアニメがまだないんだ?
1. 海外の名無しさん
たぶん、長期間続けるにはお金がかかりすぎるんだよ。イーロン・マスク並みの金があったら、迷わず出資するのに。
2. 海外の名無しさん
成人向けの作品で、絵はものすごく緻密だし、題材もかなりデリケートだ。そういうものに大金を出すのは難しい。高い投資をしても、出資者が望むだけの儲けはたぶん出ないからね。
3. 海外の名無しさん
自分の理解では、いくつかの理由が組み合わさってる。
まず年齢制限。ベルセルクでは本当にひどいことがたくさん起きるから、ファンじゃない重役に説明したら、正気じゃないと思われるだろう。
次に描き込み。ベルセルクは伊藤潤二と並んで、最も絵の素晴らしい漫画の一つだ。伊藤潤二のアニメ化がどうなったかはみんな知ってるよね。ちゃんと再現するには、ものすごく時間とお金がかかる。
それに、普通の漫画より長い。これまでのどのアニメ化でも見てきた通り、ワンシーズンにまとめるには、いろんなところを削ったり薄めたりしないといけない。それから作者が亡くなってることで、もう一段ややこしくなってる。原作も完結してない。
結局、ちゃんと作るには、どのスタジオもかける気になれないほどの手間とお金がかかるんだ。ファンが作ったアニメも、1997年版も、黄金時代篇のメモリアルエディションも好きだけど、どれもみんなが本当に期待してたものには届いてない。進撃の巨人や呪術廻戦みたいな最近の作品と比べたら特にね。ファンの思い入れがこれだけ深いと、少なくとも過去のものより良くないといけない。とんでもなく難しいことなんだよ。
※注:伊藤潤二さんの『うずまき』は2024年にアニメ化されましたが、第2話以降に作画の質が落ちたとして批判を受けました。「黄金時代篇 MEMORIAL EDITION」は、2022年に劇場版3部作を再編集して放送されたテレビ版です。
4. 海外の名無しさん
ベルセルクのファンの大富豪が、ふさわしいスタジオと組んで、このプロジェクトだけに打ち込むしかない。それでも質がいいものになるとは限らないけど。
5. 海外の名無しさん
こういう答えには納得できないな。これって世界で一番売れてる漫画じゃないの?
6. 海外の名無しさん(>>5への返信)
違う。最後に確認したときは、それはワンピースだった。
売れた漫画のWikipediaのページを見ると、ワンピースは発行部数・販売部数が6億部以上で、ベルセルクは同じ基準で7000万部以上だ。
ワンピースの数字は今年3月3日の記事から、ベルセルクの数字は2025年8月8日の記事からだから少し古いけど、追いつくとは思えない。特にたった1年じゃね。
どちらも同じサイトの記事で、Wikipediaによると、どちらも紙と電子の合計らしい。
7. 海外の名無しさん(>>5への返信)
何を思い浮かべてるかわかった気がする。ベルセルクの最近の話の表紙に「No.1ファンタジーコミック」みたいなことが書いてあるんだよ。
8. 海外の名無しさん
ベルセルクより売れてる漫画は、30作ちょっとあるよ。
9. 海外の名無しさん
たぶん、失敗したアニメ会社がライセンスや著作権を押さえてて、身動きが取れないんじゃないかな。
10. 海外の名無しさん
かなり生々しくてグロいから、売り込むのが難しいんだろうね。
11. 海外の名無しさん(>>10への返信)
進撃の巨人は花の話だったっけ?
12. 海外の名無しさん
正直、WIT STUDIOがライセンスを取りに行ってないのが意外だ。ヴィンランド・サガの仕事は見事だったのに。
※注:『ヴィンランド・サガ』のアニメは、第1期をWIT STUDIO、第2期をMAPPAが制作しています。
13. 海外の名無しさん
原作が完結したあとに、大手スタジオのどこかがアニメ化を発表して、うれしい驚きがあるんじゃないかって気がしてる。スタジオ我画がファンのアニメ企画の多くをすぐに止めてきたのは、将来のアニメ化のためにスタジオと契約する予定か、もう契約してるからだと思うんだ。少なくとも、そう願ってるし、そう推測してる。
※注:2024年9月、ベルセルクを出版する白泉社は、アメリカのファン制作グループによるアニメ化企画について、権利者(三浦建太郎/スタジオ我画)の許可を得ていないと発表しました。この企画は2025年に無期限の休止に入っています。
14. 海外の名無しさん
ゴホン、97年版、ゴホン。
15. 海外の名無しさん
映画をもっと作ってくれるならそれでもいい。でも記憶では、映画は興行的にうまくいかなかった。どの映画も期待を下回って、作品を重ねるごとに収入が減っていった。
問題は、なぜ誰もアニメ化しないかじゃない。可能なことはもう見てきた。絵柄とは関係ないんだ。要は、ビジネスの視点から見て割に合うかどうかなんだよ。
たとえば、レゼの映画はチェンソーマンを救った。今のところアニメだけのシーズン1は日本でかなり批判されて、ファンをなだめるために絵の方向性を変えたくらいだ。
※注:『チェンソーマン』のテレビシリーズは2022年に放送され、2025年公開の『劇場版チェンソーマン レゼ篇』では監督が交代しています。
16. 海外の名無しさん
成人向け
アニメにするには悪夢
長すぎる
(どれも決定的な理由じゃないけど、全部合わさったら? ほぼ不可能だ)
17. 海外の名無しさん
なんで1997年版のスタイルを続けなかったのかわからない。
あれは安上がりに見えた。水彩画の上をカメラがゆっくり動いたり、漫画っぽく止まったコマに寄っていったり。戦闘シーンでのキャラの動きは少なくて、アクションの迫力は声と、ちょっと大げさな血しぶきで出してた。
アニメーションの予算は限られてたのに、史上最も引き込まれるアニメ作品の一つになってる。ペース配分がうまくて、場面の演出が良くて、音楽も効果音も声の演技も質が高いからだ。もちろん原作の力もある。
劇場版3部作と2016年版では、最近のアニメへの期待に合わせようとして、ベルセルクのいちばんの持ち味を完全に損なってしまった。
アニメーションの予算を低く抑えれば、質と投資対効果の両方でちょうどいいところに収まって、いい投資になると思う。
2016年版のあとで、また挑戦することがあるのかはわからない。劇場版3部作でさえ、興行的には裏目に出たと思う(それに、そこまでの出来でもなかった。1997年版より2016年版に近い)。
18. 海外の名無しさん
最高のアニメでさえ、原作には完全には及ばないよ🥀
19. 海外の名無しさん
というか、最近どれだけ質の高いアニメが出てる? あちこちにはあるけど、業界全体はかなり停滞してて、それがしばらく続いてる。いいスタジオもあるにはあるけど、ベルセルクに合うのとはまったく違う作風だ。みんなよく『キャッスルヴァニア』やスタジオトリガーを挙げるけど、少し重なるところはあっても、作風はやっぱりかなり違う。
理想を言えばベルセルクのアニメは見たいけど、ファルコニアの章みたいなものを、普通のスタジオがどうやったらちゃんと再現できるのか本当にわからない。それに、漫画を目のごちそうにしてる、あの細部もね。
※注:『キャッスルヴァニア』は、日本のゲーム『悪魔城ドラキュラ』を原作にした、Netflixのアメリカ制作のアニメです。
20. 海外の名無しさん
リスク管理だろうね。個人的には、ベルセルクのアニメは漫画を読んでない人の間でもすごく人気が出ると思う。でも、それを決める立場の人たちはたぶん同意しないんだろう。
21. 海外の名無しさん
実際に漫画を読めば、理由はわかるはずだよ🤷🏿♂️
22. 海外の名無しさん
すごく大人向けで生々しい作品だから、多くのアニメみたいに大衆向けに売り出せないんだ。
23. 海外の名無しさん
黄金時代篇はたぶん一番とっつきやすいけど、とことん陰鬱な結末で終わるし、ガッツがまたヒーローらしくなるまでにすごく時間がかかる。
ハッピーエンドになるのかも誰にもわからない。物語は30年近くかけて作られてる。子ども向けに売り出せないし、ほとんどの大人も描写の過激さで離れていくし、ちゃんとした結末もない作品を、なんでアニメ会社がわざわざ手を挙げてアニメ化するんだ?
24. 海外の名無しさん
スタジオにとっての「確実に儲かるとは言えない」の完璧な嵐だ。
・グロ描写
・道徳的に問題のある主人公
・驚異的に描き込まれた絵。スタジオが手を抜きかねない
・未完で、連載のペースも不定期
これをうまくさばけるスタジオはない。
25. 海外の名無しさん
ほとんどのスタジオは怖がって手を出さないし、三浦先生も亡くなったから、出版社はIPを貸すときに同じ失敗を繰り返さないよう、いっそう慎重になってる。
でも結局は、アニメ化として正しく作るのが難しい作品だってことに尽きると思う。原作にできるだけ忠実に命を吹き込みたいと思うほど情熱のあるスタジオが必要だ。結局のところお金のかかる試みで、そこにお金を賭けようとするスタジオはそう多くない。
26. 海外の名無しさん
ちゃんとしたベルセルクのアニメは、それこそ心から見たいけど、三浦先生の作品を質の高いアニメにする仕事を任されるアニメーターはうらやましくないな。
見開きのページには息をのむほど美しいものがある。正直、今のスタジオでちゃんと再現できるところは思いつかない。第一候補はマッドハウスだ。『REDLINE』を手描きでアニメにして、すごく見事だったからね。でも残念ながら、『REDLINE』が十分に稼げなくて、スタジオは倒産しちゃった。
(ちなみに『REDLINE』を見たことがないなら、YouTubeで吹き替え版の全編が無料で見られるよ。1時間40分くらい、純粋なレースアクションが続く。最高だし、美しく作られてる)
もう一つの理由は人気だ。ベルセルクはすごい作品だけど、1996年に刊行が始まって、もう30年たってる。誤解しないでほしいけど、史上最高のダークファンタジー漫画だよ。でも最近の人の多くは実際には読んだことがなくて、口コミで聞いたことがあるだけなんだ。
何をアニメにするにしても投資だし、会社はお金を稼ぎたい。それだけだ。30年続いてる作品に賭けようとするところは少ない。残念だよ。ちゃんと作ったところは歴史に名を残すのに。
※注:マッドハウスは倒産していません。2011年に日本テレビの子会社となり、その後も『葬送のフリーレン』などを制作しています。『ベルセルク』の連載開始は1989年です。
27. 海外の名無しさん
笑。忠実にアニメ化したら成人指定(NC-17)になる。それが理由だよ。
※注:NC-17は、アメリカの映画の年齢区分で、17歳以下は鑑賞できない区分です。

コメント
有名な作品で集金して適当なもの作って中抜きする
アニメに限らず良くあることだよ海外では当たり前に使われてる手法
特にお隣の二つの反日国家は国対国の事業ですらそれ
作品に関わってる奴等がそういう人種なんだろね