外国人「17年間、同じ場所に止まり続けた車がある」ストリートビューで東京を歩く趣味

外国人「17年間、同じ場所に止まり続けた車がある」ストリートビューで東京を歩く趣味 旅行・インバウンド

Googleのストリートビューで東京の路地を「散歩」するのが趣味だという海外のブロガーが、ある発見を書いて話題になりました。都内の細い道に面した一軒の家の前に白い日産350Z(日本での名前はフェアレディZ)が止まっていて、2009年から2026年まで、撮影されたどの年の画像でも同じ場所にあったというのです。車はいつもきれいで、乗られてはいるのに、必ずそこへ戻っていました。日本では車を買う前に駐車場所を確保して届け出る必要があるので、決まった場所に戻るのは不思議なことではありません。記事が広まったあと、東京に住む人から「その家も車ももうない。建て替わった」と知らされます。

日本でストリートビューが始まったのは2008年8月です。当初は撮影車のカメラが高く、塀越しに庭の中まで写るとして批判を受けました。グーグルはカメラの位置を下げ、2008年から2009年初めにかけての画像をすべて撮り直して消しています。いまの画像でさかのぼれる東京の風景は、この撮り直しのあとから始まっています。

ストリートビューでは撮影された年を選んで同じ場所を見比べられるので、使い方しだいで街の小さな変化を追うことができます。投稿がHacker Newsのトップページに載ると、コメント欄には東京の街並みについての観察と、画面越しにたどる思い出話が集まりました。

海外の反応

1. 海外の名無しさん

YouTubeで、東京を車で走るだけの動画をたくさん見つけた。最初は、とにかく巨大でごちゃごちゃした街だと思った。でも見れば見るほど、どう整理されているのかが分かってきた(周りを囲む環状道路、幹線道路、それぞれの街とか)。

1週間たったら、東京に住んでいるような不思議な感覚になった。無意識に、通りや角の光景がふっと頭に浮かぶんだ。何か月もたった今でも、目を閉じるとその通りが見える。実際にそこを歩いた記憶みたいに。

2. 海外の名無しさん

@4KJAPANや@VIRTUALJAPANみたいなチャンネルの、日本のいろんな地域を一人称視点で歩く動画は不思議だ。実際にそこへ行ったような気持ちになる。

日本を歩いた記憶があるような感じで、それがただ見た動画だったと気づくと、ちょっとぎょっとする。

自分が実際に歩いた街と同じくらいリアルに感じる。実際に行ったフィレンツェやブリュッセルを歩いた記憶より、日本のいろんな場所の「散歩」のほうが鮮明に覚えているくらいだ。

3. 海外の名無しさん(>>2への返信)

分かる! 歩くというゆっくりしたペースと、椅子にだらっと座って全部を味わえることの組み合わせが、何かを起こすんだよね。音まで、エアコン(?)の低いうなりや、駅や交差点の近くで流れるメロディーまで、かなり鮮明に残る。

4. 海外の名無しさん

ここ何か月か、ほとんど同じことをしてる。ストリートビューをクリックする代わりにね。YouTubeに、東京の住宅街をひたすら歩くチャンネルがいくつかあって、これが本当に楽しい。通りはすごくきれいだし、家もすごくきれい。そして、ときどき角を曲がると日本のスポーツカーが、誰かの家の駐車スペースにただ止まってるんだ。

5. 海外の名無しさん

東京の写真について、みんながうまく言葉にできない点がある。路上に止まっている車がないことだ。それで多くの写真が時代を感じさせないものになる。人があまり写っていなければなおさらだ。

6. 海外の名無しさん

日本人は中古の家が嫌いだから?

7. 海外の名無しさん(>>6への返信)

日本では建築基準がしょっちゅう変わる。古い家を新しい基準に合わせて、新しい持ち主が住めるよう許可を取るより、建て直したほうが安いことが多いんだ。歴史的に重要だとされた建物なら別だけど。

8. 海外の名無しさん

記事を読んだあとに知っておくと面白い背景を少し。東京で車を買うには、まず止める場所を確保しなきゃいけない。だから家に駐車スペースを作ってそこに止める。車がほとんどいつも家に戻っているのはそのためだ。

もう一つ、地震のリスクがあるから、家は数十年しかもたないように建てられている。お金を払うのはほぼ土地に対してで、上に建つ家はすぐに価値が下がる。だから家を買う人の多くは土地を買って、建築家と一緒に自分の家を建てる。

※注:木造住宅の「22年」という年数は税金の計算に使う法定耐用年数で、家が実際にもつ年数ではありません。国土交通省は、木造住宅の期待耐用年数を50〜100年としています。

9. 海外の名無しさん

父はこれを何年もやってる。自分がどこかへ行くと言うと、父もストリートビューでそこに「行って」、帰ってきたら見たものについて聞いてくる。実際に行ったのか、ストリートビューで行っただけなのか、ときどき分からなくなるらしい。

東京で違うと感じるのは、頭上の電線だ。電線を全部上に通すのには理由があるんだろうけど。ロンドンでは、今はほとんど全部が地下にある。

※注:国土交通省によると、電線を地中に埋めた道路の割合(無電柱化率)は、ロンドンとパリが100%なのに対し、東京23区は8%です。

10. 海外の名無しさん

東京は大好きだけど、正直、特別きれいだとは思わない。少なくとも自分が行ったときは、けっこうゴミが落ちてた。ヨーロッパの大半ほどではないけど、この街の評判から想像するよりはずっと多かった。オーストラリアの大半も同じくらいきれいだと思う。

11. 海外の名無しさん(>>10への返信)

新宿か渋谷に泊まってた? あのあたりはここ数年、特に汚くなることがある。全体としては、自分が住んだり旅したりした場所と比べて、東京は今でもかなりきれいだと思う。

12. 海外の名無しさん(>>10への返信)

不思議だな。東京のいろんな地域を歩いたけど、すごくきれいだと思った。日本では道を歩きながら食べるのはやらないことだから、というのもある。

大阪で土曜の夜に若い人たちがゴミを蹴り飛ばしてたのは覚えてる。日本を汚いと感じたのはそのときだけだった。

13. 海外の名無しさん

東京に1年住んでいたとき、好きだった趣味は、家から15キロくらい離れた場所まで電車で行って、なんとなく家の方向へぶらぶら歩いて帰ることだった。本当に美しくて歩きやすい街だし、安全だから、ほとんど何も心配しなくていい。たいてい夜に歩いてたんだけど、千鳥足で家に帰る酔っ払いや、うろつくペット(とネズミ!)、真夜中の工事、遅くまで開いている不思議な店やバーなど、いろんなものに出くわした。日本での暮らしには悪い面もあるけど、あの散歩は、ここがどれだけいい場所かを思い出させてくれた。

14. 海外の名無しさん(>>13への返信)

それは「日本」というより「東京」だと思う。大都市の外では(東京の中でさえ、ある時間を過ぎると本当に静まり返る地域がかなりある)、夜はいい感じに暗い。

田舎に限った話でもなくて、それなりに大きな街でも、夜のにぎわいはたいてい数本の通りに集中している。

それはそれでいいんだけどね! 日本のイメージの大部分は、東京そのもののイメージなんだなとよく思う。

15. 海外の名無しさん

東京に旅行する人には、ただ歩き回ることをいつも勧めてる。行きたい場所には行けばいいけど、歩けるときは歩いてみて。たいていどこかで、静かなひとときに出会えるから。

16. 海外の名無しさん

日本語を勉強している人の多くが、読む練習にこれをやってる。看板を読んだり、ストリートビューで地域を仮想的に歩き回ったりするのは、文脈の中で学ぶのにすごくいい。

17. 海外の名無しさん

京都の鴨川沿いを、ときどき夜に歩いてた。心が落ち着くんだ。

18. 海外の名無しさん

自分の昔の思い出がある通りを歩き回るのが大好きだ。父が亡くなってから、Googleマップで父の家の前を「通る」のが好きになった。日付を父がまだ生きていた頃に変えて、家の明かりを見る。そうすると、その瞬間には父は生きていて家の中にいる。たぶん新聞か本を読んで、幸せそうに。永遠に。なぜか、自分で撮った父の写真よりも胸に迫る。

19. 海外の名無しさん

更新履歴のところが、なぜか心に響く。理由はよく分からない。たぶん「もののあわれ」を捉えているからかな。


元ソース: My weird new hobby: Wandering around Tokyo on Google Maps — Hacker News

コメント

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