外国人「日本の街のごちゃまぜ感が好きだ」マンションの1階に店がある理由

外国人「日本の街のごちゃまぜ感が好きだ」マンションの1階に店がある理由 旅行・インバウンド

日本の街を歩いた外国人が、よく同じことを言います。建物の並び方に規則性がない、と。4階建てのマンションの1階にラーメン屋が入り、隣は一戸建て、向かいは小さな町工場。北米の郊外から来た人ほど、この光景をめずらしがります。

これには制度上の理由があります。日本の用途地域は都市計画法で全国13種類と決まっていて、自治体が選べるのは「どこにどれを当てはめるか」だけです。長く12種類でしたが、2018年4月に田園住居地域が加わりました。アメリカは逆で、各市が自前の区分を条例で定めます。1926年のオハイオ州ユークリッド村をめぐる連邦最高裁判決以降、用途を厳しく分ける方式が広まりました。ユークリッド型ゾーニングと呼ばれています。

日本でいちばん規制の厳しい第一種低層住居専用地域でも、店舗部分が50平方メートル以下で延べ面積の半分未満なら、住まいを兼ねた店を開けます。第二種低層住居専用地域なら、150平方メートル以下・2階建てまでの店を単独で建てられます。住宅街の中にコンビニがあるのは、これが理由です。

用途地域と一緒に決まるのが容積率です。敷地に対して建てられる床面積の上限で、余った分は売れます。東京駅の丸の内駅舎は低いまま使い続けたため容積が18万平方メートルほど余っていて、JR東日本はこれを周辺のビルに売り、約500億円かかった復原費用をほぼまかないました。空を売って駅を直した、と言われる話です。

日本の街並みを用途地域から説明した動画に、各国からコメントが集まりました。歩きやすさへの称賛が並ぶ一方で、制度の細部を訂正する人も出てきています。

海外の反応

1. 海外の名無しさん

これで納得した。東京の郊外で過ごした時間が、アメリカで住んできた郊外よりずっと楽しかった理由が分かった。建物の1階に小さな商売が入っていて、面白い店があちこちにある。用途を分けた商業地区に押し込まれていない。街が生きている感じがしたんだ。

2. 海外の名無しさん

日本の街や町は、歩行者にも自転車にもはるかに優しいと思う。見た目は密集しすぎたごちゃまぜに映るかもしれないが、あれが人と人の距離が近い共同体の感覚を作っている。アメリカの郊外にいちばん足りないものだ。

3. 海外の名無しさん

日本を歩きながら建物を眺めるときの、あの「ばらばらな感じ」が個人的に好きなんだ。眺めて歩くのが趣味なんだけど、まったく飽きない。同じ家がひとつもない気がしてくる。

4. 海外の名無しさん

日本の街並みはずっと好きだった。魅力的で活気がある。北米の厳しいゾーニング法こそが、人が地域と切り離されて、つながりを感じられなくなる原因なんじゃないかな。

5. 海外の名無しさん

スカイラインや街路を撮るのが好きな人間として、日本が面白いのはまさにここだ。ゾーニングはヨーロッパに近いのに、現代的な建物がずっと多い。各区分の中でやれることの制限も緩い。そのうえ土地が狭いから、使い方が創意工夫の塊になる。11分40秒あたりに出てくる、あの異様に細い家がいい例だ。ほかにない街並みができあがる。

6. 海外の名無しさん

日本はGeoGuessrでいちばん正確に当てられる国らしい。やっぱり見た目が独特なんだな。

※注:GeoGuessr は、ストリートビューの画像だけを手がかりに世界のどこかを当てるゲームです。

7. 海外の名無しさん

日本の都市では駅が生活を養う中心になっている。駅に近づくにつれて店の数と人の気配が増えていくのが、文字どおり目で分かる。あれが好きだ。

8. 海外の名無しさん

区分が多いほうがずっと理にかなっている。アメリカやカナダでは食料品店が歩いて行ける距離にないのが普通で、あれは悲しい。

9. 海外の名無しさん

2016年に半年だけ日本に住んでいた。日本の都市のあの感じが好きだった。運転が好きじゃない人間としては、必要なものが全部歩ける範囲にあるのが本当にありがたかった。

10. 海外の名無しさん

日本がすごいのは都市の歩きやすさだ。こっちのカナダやアメリカみたいな車中心の社会とは違う。近所の徒歩圏内で用事が全部片づく。日本の共同体の感覚に沿う形で、まともなゾーニングを実際にやっているからだ。

11. 海外の名無しさん

東京のゾーニングを知れば知るほど、カナダのゾーニング法に腹が立ってくる。

12. 海外の名無しさん

世界全体から見れば、ゾーニングに関して変わっているのはアメリカとカナダのほうなんだよな。

13. 海外の名無しさん

正直なところ、隣の人が自分の土地で何をするかに口を出せないほうが、アメリカのHOAや市の規制よりずっと自由に聞こえる。

※注:HOA(住宅所有者組合)は、アメリカの住宅地でよく置かれている組織です。外壁の色、芝の高さ、玄関前に停めていい車まで細かく決めていることがあり、住民は加入と規約の順守を求められます。

14. 海外の名無しさん

「駐車場のコストを車の持ち主が負担していて、全員の税金で賄っていないこの方式は個人的に好きだ」——こっちもだよ。まったくもって、こっちもだ。アメリカの郊外からため息を送る。

15. 海外の名無しさん

不動産会社で働いている者から細かい訂正を。2018年から用途地域は実際には13種類ある。農業中心の地域に向けた田園住居地域という区分が新しく加わった。動画で使われている英語の資料には反映されていない。たぶん政府がまだ英語版を更新していないだけだと思う。2分51秒あたりの表でいうと、左から3番目に入るはずの区分だ。中身は第二種低層住居専用地域とほぼ同じで、農産物を売ったり使ったりする店や飲食店に対して、建物の大きさの例外が認められている。

16. 海外の名無しさん

日本のゾーニングで賢いと思ったのは、川の氾濫原を運動場に割り当てているところだ。サッカーや野球に使う。川が溢れているときにグラウンドが必要になることはまずないし、氾濫原が本来の働きをする余地も残る。

※注:河川敷のグラウンドは用途地域ではなく、河川法の占用許可にもとづくものです。治水や利水に支障がないことが許可の要件になっているため、結果として「水が来ても困らない使い方」が選ばれています。指摘されている通りの効果にはなっていますが、仕組みは別です。

17. 海外の名無しさん

数年前の自分に「お前はいずれゾーニングに興味を持つようになる」と言われていたら、頭がおかしいと思っただろうな。今ではアメリカとオランダ、そして今日は日本のゾーニングまで学んでしまった。

18. 海外の名無しさん

住宅と、高層すぎない集合住宅——20階建てとかではなく——そこに店や学校や神社や診療所が混ざっている形は、すごくいいと思う。共同体の雰囲気が出るし、近所の人や地元の店主と関わる機会にもなる。店と住まいを一緒にできるのも、個人の商売にとってうまい仕組みだ。


元ソース: Why Japan Looks the Way it Does: Zoning — YouTube

コメント

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