日本のゲームセンターの数は、1986年の26,573軒をピークに減り続けています。警察庁の集計では、2023年時点で許可を受けている営業所は3,915軒で、ピーク時の15%ほどです。
ゲームセンターが許可制になったのは1985年の改正風営法からで、当時は少年のたまり場として社会問題になっていました。このとき18歳未満は夜10時以降、16歳未満は保護者と一緒でも原則として夕方6時以降の入店が禁じられています。その10年後の1995年、アトラスとセガが共同で写真シール機「プリント倶楽部」を出し、2年で累計2万2,000台が出荷されるヒットになりました。
大きな転機は2020年でした。セガサミーホールディングスは同年11月、ゲームセンターを運営する子会社の株式の85.1%をGENDAに売却すると決め、1965年から55年続けてきた国内のゲームセンター運営から手を引きました。2022年1月には残りの株式も手放し、全国の「SEGA」の看板は「GiGO(ギーゴ)」に掛け替えられています。いまの店内で主役になっているのは、ビデオゲームよりもクレーンゲームです。
アメリカの経済メディアが「日本でゲームセンターはなぜ生き残っているのか」を解説した動画は、ちょうどこの売却発表の8日後に公開されました。日本に住む人たちが理由を補足する一方で、「セガが撤退を発表したばかりなのに」と指摘するコメントも並んでいます。
海外の反応
1. 海外の名無しさん
日本のゲームセンターが存在できるのは、東京をはじめとする日本の都市の人口密度がとんでもなく高いからだと思う。東京のゲームセンターは3200万人の潜在的な客に支えられていて、公共交通で簡単に行ける。たとえばシカゴのゲームセンターには、東京の6分の1の潜在客もいないから、生き残るのが難しい。
2. 海外の名無しさん
靴箱みたいな家に住んでたら、自分だってもっと外に出たくなる。
3. 海外の名無しさん
日本に住んでいる者として、この分析には抜けているか、軽く扱われすぎている点がたくさんある。
①日本にはパチンコとカラオケの巨大な文化があった。今は衰退しつつあるけど、ついこの前まで、パチンコはどこにでもある労働者階級の娯楽だった。ゲームセンターとパチンコは同じものではないけど、「大人向け」のゲームセンターのようなものが当たり前にあったことで、ゲームセンターも正当な場所として受け入れられた。友達と人前で(下手に)歌うカラオケの文化は、ふざけて遊べる音楽ゲームや協力ゲームにもそのまま移った。だからゲームセンターで遊ぶのは、腕を極めることより、友達とつるむことが目的だった。
②日本の家は本当に、本当に狭い。子どもには、親やきょうだいがすぐそばにいない状態で友達とたむろできる場所が家にあまりない。典型的なアメリカの家を3分の2削って、庭もなくしたら、日本の家に近くなる。家庭用ゲーム機は昔も今も人気だけど、専用の部屋(地下室とか)どころか、寝室に置けるだけの広さがある家も少ない。1)母親が音にイライラしていて、2)とんでもない時間をゲームに費やしているのを見られている状況で、何時間もストリートファイターの腕を磨くのは簡単じゃない。「シンタローの家で宿題してくる」と言って出かけたほうがいい。
(中略)
⑤日本のゲームセンターは高かった。100円玉は約1ドルで、自分が70年代と80年代にアメリカで遊んでいたころの25セントとは違う。直感に反するかもしれないけど、その高さがゲームセンターの生き残りを助けた。お金が多く入るぶん、設備はよく清潔になり、ゲーム体験もよくなったんだ。
4. 海外の名無しさん
日本に8年近く住んでいて、ここで挙げられていることの大半には同意するけど、ほかにも大事な要因があると思う。たいていのゲームセンターには、ゲーム以外のものもたくさんある。メダルゲームやクレーンゲームに加えて、中規模から大規模の店にはほとんどプリクラがある。基本的には写真にフィルターや特殊効果やイラストを加えられる写真ボックスだ。ほぼ女性だけに向けて売られていて、ほとんどの店では女性と一緒でない限り男性は近づけない。ゲームは嫌いだけどプリクラは大好き、という女性を何人も知っている。まったく別の市場から別の収入があるのは、たぶん助けになっている。
5. 海外の名無しさん
日本のゲームセンターが生き残れている、いや繁盛できている理由でこの動画が触れていないのは、多くのゲームにやり込み要素がたっぷりあることだ。進行状況はICカードでアクセスする個人アカウントとしてネット上に保存される。だから、どのゲームセンターのどの筐体からでも自分のセーブデータを呼び出せる。最近は新作の多くにガチャ(ルートボックス、ギャンブル的な仕組み)もあって、ほとんど遊ばなくても、レアを引くために毎日通わせるようになってる(FGOアーケード、お前のことだ)。
6. 海外の名無しさん
日本のゲームセンターのゲームは、ガンダムやラブライブ、Fate/Grand Order、頭文字Dみたいな人気アニメと密接に結びついてる。アメリカがアベンジャーズのアーケードゲームシリーズを作るところを想像してみてよ。
7. 海外の名無しさん
何年か前に家族で日本に行ったけど、ゲームセンターが最高だった! すごく清潔で、クレーンゲームとかもちゃんと取れるんだ。アメリカのゲームセンターとはまったく違う体験だった。
8. 海外の名無しさん
ナムコのゲームセンターに行ったら圧倒された。4階建てくらいあって、とんでもなく明るくて刺激的。すごく豪華なクレーンゲームの景品を取るのに、ものすごく時間を使った。
9. 海外の名無しさん
日本に行ったとき、ゲームセンターにすごくお金を使った。また行きたいし、今は屋内ジェットコースターがあるところにも行きたい。フロアごとに違うのが大好きだった。写真を撮るだけで50ドルくらい使ったと思う(2000年代半ばで、プリクラがすごく流行ってたころ)。
10. 海外の名無しさん
増税もゲームセンターには痛手だった。税金が7%から10%に上がったのに、料金は(たいてい100円のまま)上げられないから、ゲームセンターはその3%分の損を自分でかぶっている。
※注:消費税が10%になったのは2019年10月で、その前は8%でした。1プレイ100円のまま据え置けば、税率が上がったぶんは店の取り分から出ることになります。
11. 海外の名無しさん
70年代は円がドルに対してかなり弱かったことを思い出した。スペースインベーダーが出たころなら、100円のゲーム機は40セントくらいだったはず。まあ、円はすごい勢いで上がっていったけど。
12. 海外の名無しさん
セガがこの1週間くらいのうちに、ゲームセンター事業を売却して完全に撤退すると発表したことに触れるべきだった。この件の記事は、日本のゲームセンターの「長くゆっくりとした死」がコロナで加速したと繰り返し書いている。状況はよくない。
※注:前文のとおり、セガはこの時点で運営会社の株式の85.1%を売却し、2022年に残りも手放して完全に撤退しました。店舗は「GiGO」の名前で営業を続けています。
13. 海外の名無しさん
かなり古いデータを使ってるんじゃないかな。日本のゲームセンターは今、急速に消えつつある。コロナの前から苦しかったけど、今年は巨大なアミューズメント施設がいくつも閉店した。
14. 海外の名無しさん
①ゲームが面白い。日本のゲームセンターは最新なのに、アメリカのは時間が止まったまま。
②行きやすさ。日本は交通機関が一流だから、たくさんのゲームセンターに簡単に行ける。一方アメリカじゃ、車なしで移動するのはほぼ不可能だ。
15. 海外の名無しさん
アメリカでゲームセンターに行きたかったら、車に乗って行くしかない。日本なら歩いて行ける。人口密度とゾーニング法が大きく関わってると思う。アメリカでは、ゾーニング法のせいで何でも住宅地から遠いから、食料品を買いに行くにも車が要る。
16. 海外の名無しさん
(これだけ言いに来た)アメリカでもゲームセンターはかなり人気だと思う。たいていはチケット式のゲームが中心だけど、ラウンドワンのアメリカの店には日本のゲームセンターと同じゲームがあって、よく行ってる。
17. 海外の名無しさん
コロナまでは、DDRをやりにラウンドワンに通ってた。人生の半分以上DDRをやってるなんて信じられない。ゲームセンターにハマったきっかけはストリートファイターIIだった。……でも、ゲームセンターに通い続けたのはずっとDDRのおかげだ。
18. 海外の名無しさん
90年代にアメリカでカウンターカルチャーの子どもとして育ったから、あの暗くて怪しげなゲームセンターが本当に恋しい。恋しいのはゲームじゃなかった。社会のはみ出し者たち、自分が共感できる人たちとつるんでいたことが恋しいんだ。
19. 海外の名無しさん
日本人がうらやましい。まだゲームセンターがあるんだから。日本のゲームセンターに一番近い体験は、イリノイ州ブルックフィールドのギャロッピング・ゴーストに行ったときだった。
元ソース: Why Arcades Are Still Thriving In Japan – Cheddar Explains — YouTube


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