外国人「プラスチックのほうが日本の名字より歴史が古い」名字が10万種もある理由

外国人「プラスチックのほうが日本の名字より歴史が古い」名字が10万種もある理由 歴史・伝統

日本の名字がいくつあるのか、はっきりした数字はありません。10万種を超えるとも、30万種あるとも言われます。人数が100人以下の名字だけで6万種近くあるという調査もあります。一方で佐藤さんは約188万人、鈴木さんは約180万人。上位10位までで人口の約1割、上位100位までで3割強を占めます。

この「多いのに偏ってもいる」という状態が、海外の掲示板で話題になりました。近隣の国と比べて日本だけ名字の種類が桁違いに多いのはなぜか、という問いかけです。

名字が増えた時期は、法令からたどれます。平民が名字を名乗ってよいとされたのは1870年、明治3年の平民苗字許可令でした。ただしこれは許可であって強制ではなく、長く禁じられてきた人々は咎めがあっては困ると考えて、名乗らないままでいる者が多くいました。全員が名乗ることになったのは5年後、1875年、明治8年2月13日の平民苗字必称義務令です。後押ししたのは徴兵でした。戸籍で国民を把握しきれず事務に支障が出ていると、陸軍省が指摘したのです。

コメントには、珍しい名字を持つ人の話や、田中だらけの通りの話、徳川家をめぐる身分の話が次々に出てきます。年号や割合に怪しいところもあったので、そこは注釈で補いました。

海外の反応

スレ主

近隣諸国に比べて、日本にはなぜこれほど多くの名字があるのか。1885年までは一般の庶民は名字を持っていなかったのに、そのあと突然、名字を使うことを強いられた。一夜にして無数の名字が生まれたわけだ。

※注:この年号は違います。名乗ることが義務になったのは1875年、明治8年です。1885年ではありません。スレッドの中でも、あとから訂正が入ります。

1. 海外の名無しさん

プラスチックと写真の技術のほうが、日本の名字よりも歴史が古い。この事実はいつも頭をくすぐられる。

2. 海外の名無しさん(>>1への返信)

そしてサメは木よりも古い。

3. 海外の名無しさん(>>1への返信)

その座りの悪さは、日本の歴史上の有名人がすでに名字や氏族の名を持っていたことからも来ていると思う。もちろん、彼らは貴族の側の人間だったわけだけど。

4. 海外の名無しさん(>>3への返信)

日本の名字を封建時代まで遡って辿れるのは素晴らしいことだ。とはいえ、庶民の中には地主の名字をそのまま名乗った者もいたはずだから、古くからある日本の名字だからといって、その家が代々それを使ってきたとは限らない。

5. 海外の名無しさん(>>4への返信)

そう。だから今日「藤原」や「源」という名字の人を見かけても、実際に古代の貴族の末裔である可能性は高くない。正統な子孫たちのほうは、そのあと自分がどの分家に属するかを示すために、それぞれ別の名字を使うようになったからだ。

6. 海外の名無しさん

これは実のところ、古い説に基づくよくある誤解だ。農民がもっと早い時期から名字を持っていたことは、今では分かっている。最初の爆発的な増加は戦国の時代に起きた。武士が協力の見返りとして農民に名字を与えたんだ。それに加えて、村の日常では正式な名前ではなく屋号で呼び合っていた。戸籍に名字を登録したときに膨大な数に膨れ上がったのは、何百年も受け継いでいるうちに、元になった名字から無数の書き方の違いが生まれていたからだ。たとえば「斎藤」は根っこをたどればひとつの名字だが、31通りの表記が生まれた。政府はそれを書き間違いとして統一することができなかった。それぞれの家が、手紙のような動かぬ証拠を持っていて、代々その字を使ってきたと示せたからだ。

7. 海外の名無しさん

グラフにすると、人気のある名字のところに非常に高い山があって、そのあとに、それぞれ少数しか持ち主のいない雑多な名字の長い裾が続く形になっていると思う。

※注:山の高さは、このコメントが言うほどではありません。上位10位の名字が占めるのは人口の約1割で、上位100位まで広げても3割強です。裾が長いという見立てのほうは当たっていて、100人以下の名字が6万種近くあります。

8. 海外の名無しさん

名字というのは、閉じた世界の中では自然と集中していくものだ。日本の名字が多様なのは、その多くが比較的新しく作られたから。中国や韓国は、何世代にもわたってほぼ固定された名字の集まりを使ってきた。

9. 海外の名無しさん

興味深い話だ。ただ、「数十万」といっても世界と比べればまだ少ないほうだよ。フランスでは19世紀末以降で150万の姓が登録されている。

10. 海外の名無しさん

ひとつ書き添えておくと、日本の名字はかつて身分を示す記号そのものだった。徳川幕府の時代には、家康の子孫であっても全員が徳川の名字を使えたわけじゃない。家康がまだ少し低い身分だったころに使っていた松平の名字で我慢した者もいたし、与えられた領地にちなむ名字を割り当てられた者もいた。

11. 海外の名無しさん

昨日、彼氏の名字を検索していたんだ。日本にその名字の人は800人から1000人くらいしかいない。珍しさでいえばかなり上位に入る。なかなかいい。

12. 海外の名無しさん(>>11への返信)

うちのパートナーの名字も似たようなもので、300人くらいしかいない。ありふれた下の名前と組み合わさると、世界にひとりだけの名前になってしまう。それに対してこちらの名字は8000万から1億人いる。息子には自分の名字を継がせたくないと思うくらいだ。

13. 海外の名無しさん(>>12への返信)

同僚に、3つの家族しか持っていない名字の人がいた。全部で15人くらいだ。子孫を増やす力があまりない家系だな、と軽くからかったものだよ。

14. 海外の名無しさん(>>12への返信)

君のほうが彼女の名字を名乗るという手もあるだろう。

15. 海外の名無しさん

日本で働いていたころ、百目鬼という名字の人からメールが来たことがある。初めて見る名字で読めなかったので日本人の同僚に聞いたら、その同僚も一緒になって、山田や田中や高橋や佐藤ばかりの中でなんて珍しいんだと感心していた。

16. 日本在住の海外の名無しさん

うちの通りは、7軒のうち3軒が田中だよ。

17. 海外の名無しさん(>>16への返信)

最後に残るのはただひとり。田中と佐藤の最終決戦が待っているな。

18. 海外の名無しさん(>>17への返信)

決戦は田んぼの真ん中でやろう。

19. 海外の名無しさん(>>18への返信)

つまり農地の真ん中ということだ。日本の名字には土地の名前に由来するものが多い。なぜなんだろう。

20. 海外の名無しさん(>>19への返信)

当時の人たちはそこまで想像力を働かせず、目に入ったものをそのまま使ったんだろう。その結果、「山の下」「井戸の上」「山の上」みたいな意味の名字ができあがった。

21. 海外の名無しさん

珍しい名字にも物語がある。妻の家の名字は、富山に起源があって、神奈川で徳川方に寝返って、最後は四国でしくじって流された、という形ではっきりと分布している。

22. 日本在住の海外の名無しさん

妻は、知らない相手でも名字を聞いただけで、地元のどのあたりに住んでいるか言い当てられる。当たっているか、相手が「そこで生まれたけど引っ越したんです」と言うかのどちらかだ。


元ソース: Why does Japan have so many last names when neighbouring countries don't? — r/japannews

コメント

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